ピアニスト、デニー・ザイトリンのアルバム「Shining Hour – Live At The Trident」。
世間では、おそらく歯牙にも掛けないレコードだろう。中古レコード店でも安い値段で駄盤扱いだ。Columbiaからリリースされているが、特別音がいいわけでもない。
しかし、私の大切なレコードだ。大きな理由は,エヴァンスが愛して繰り返し弾いた「Quiet Now」を、その作者本人によるオリジナルを聴けるからだ。展開の難しい曲だが、何か魅かれる。
ベースはチャーリー・ヘイデン。オーネット・コールマン「Lonely Woman」も演奏している。静かな夜に聴くには、ピッタリのレコードだ。